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ぷーにゃんママさんの体験記

こんにちは。
私は以前、そちらの病院で「ミルクの会」に参加していた一人です。
もう2年以上前になると思いますがA市の保健所に紹介してもらい
2・3度同じ摂食障害で悩んでいる皆さんとお話した事がありました。

私のケースは過食症でひどい時には1日に4,5回は食べては吐き....のくり返しでした。
仕事や対人関係・家族といろんな事で悩み、ストレスのせいだったのか原因不明の体調不良におそわれボロでした。
仕事も辞め、ただ毎日家に閉じこもってばかりで、毎日「きっとこのままじゃ私はだめになっちゃうなー」「死んだ方が楽になれるカナ?」とか考えてばかりで、2年ぐらいそんな日が続いていました。
私の場合、過食プラス右半身が痛くて痛くて10分も歩けない....という状況だったので、両親もどうしてあげることも出来なかったらしくそうとう悩んでいたそうです。

ですが心のどこかで自分のためにも家族のためにも「必ず元の自分に戻ってやる!!」というモノがあり、たまたまインターネットで見た『ロルフィング』という心と体の治療を受けにB県まで行き、約3ヶ月1人でC市に行きました。
後から聞いた話ですが、両親は「こんな体の娘を1人でそっちに行かせて良いのか?」とかなり迷ったそうです。
ですが私自身が「最後のチャンスのような気がするし、このままずーっとここにいてもダメになる。必ず治ってくる」といった言葉を信じ、お金を都合して私の望みを聞いてくれました。
あの頃を振り返ってみれば、きっと現状から逃げたかったんだと思います。

B県に行ってからは、いろんな事をためしました。
ロルフィングや、はり治療、食事療法、ある方からは体が冷えきっている為から起こる体調不良だ・・と言われひたすら体を温めたり。
結果、約3ヶ月でなんとなく・・ではあるけど、だんだん元の自分に戻ってきたような気がして、北海道に戻っても今の自分ならやっていける・・と思い帰りました。
今でも何が効いて治ったかは?です。過食症も自然と回数が減り、北海道に帰ってくるころには治っていました。過食の治療はこれと言ってしていません。
周りの先生達も、心の問題だから心が元気になれば自然と治るよ!!と言ってくれ、その通りだったと思います。
ただ1つ私が思ったことは、結局私の病は「心の弱さ」だったと思います。C市に行った時、初めての一人暮らしをしながらの治療・知らない土地での生活・ホームシックと全てが私を強くしてくれました。

過食症や拒食いわゆる摂食障害は2、3年は絶対に治らない...とある先生に言われたことがあります。
でも私ははっきり言えます。自分で治しました。いろいろな人達に助けてもらったのはもちろんですが、やっぱり自分の意志で治せたと思います。一番のクスリは環境の変化と、両親が影ながら見守ってくれたことだったと思います。

もしこの手紙の内容を見て、今摂食の問題や心のことで戦っている方に少しでも力になれば…と思い手紙を書きました。あきらめないでください。
何度も「ミルクの会」の連絡をもらい、そちらに直接行ってみんなの力になれれば…と思ったのですが、今私は結婚して一児の母となっています。3年前では考えられませんでしたが、北海道に帰ってきてアルバイトをしながら、また楽しい生活が出来れば…と思っていた頃今のだんなと知り合い、全てを話し結婚をしました。
妊娠した頃つわりがひどく「またあの頃のように吐いては食べ…吐いては食べ…をくり返すの?」と不安がありましたが、治っていました。周りの妊婦さんと同じ「つわり」で終わりました。

今も「吐く」ということは全くありません。正直「あっ、食べすぎた...体重が...」と思うこといつもあります。でも「まっいいか...」と思えるようになった事。あと、そんな事をいちいちしているヒマがない事。...と「食」に対しての過剰な執着心が消えた事。
現在、8ヶ月になる男の子と毎日ヘトヘトになるまで遊んだり笑ったりの毎日です。もし機会があれば、苫小牧のミルクの会に顔を出せたら...と思っています。みなさんの励みに少しでもなれば...。
完ペキを目指すのではなく、ゆっくり、時には気を抜いてみるのもいいかも?と思えるように。祈っています。
                                        2002.9.25 ぷーにゃんママ

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